パパの目線から見た出生まで(誕生1週間前から)
先日第1子が生まれました。
それはそれは感動しましたが、男の人から見るとわからないことだらけでした。
振り返ると特に誕生直前はバタバタとしていたので、備忘も兼ねてブログに書こうかなと思いました。
これは陣痛?(誕生1週間前)
妻が誕生1週間前の夜にポツリと「生理痛のような痛みが来たなあ」と言い出す。
そう、前駆陣痛。
夫である私は何もできないのだが、抱き枕をそっと差し出す。
この時はまだ痛みが不定期で、強さも弱〜中を行き来するような感じらしい。
でも、夕方から夜に多かったようにおもう。
そんな感じなのが、出生1週間前から始まりますが、日に日に頻度・痛みの強さが上がっていきます。
※この時、陣痛の感覚を陣痛カウンターのアプリ等で測っておくといいらしい。
パパは万が一に備えて、妻の入院バックの在り処と病院への交通手段確保をしましょう。
我が家は陣痛タクシーの連絡先を再確認しました。
あ、来たかも?(誕生1日前)
誕生の1日前、ちょうど24時間前のこと。
いよいよ、妻の痛みが始まったのか、ピーク時にはベットで低い声をあげています。
また、トイレに行くと、おしるしが出てきました。
陣痛の感覚も10分くらいになっています。
初産婦なのでそんなにすぐ産まれないとは想像しつつも、そんな状況でちょっと心配なので、病院に確認の上、病院に行くことにしました。
陣痛タクシーに連絡するとタクシーがつかまりにくい時間のはずが、結構な速さで来ました。笑
病院にいったところ、「前駆陣痛ですね、、子宮口の開きもまだなので、最低15時間くらいかかりますね、、」とのこと。
妻は「これが本陣痛でないならば、本陣痛はどんだけ痛いのか。。。」と不安な顔でいったん病院から帰ってきました。
夫は励ますことしかできませんが、せめて荷物を持って送り迎えしてあげましょう。
これは。。。痛いぞ。。。(誕生10時間前)
昼間、病院から帰ってきて時に痛みが来るものの普通に過ごしておりましたが、
夜になると、痛みが強くなってきたのか、妻がベットで「うーーっ」と呻き声をあげています。
夫は焦ります・・・
妻は痛みの波が去ると「どうせ前駆陣痛でしょ」と言っていますが、
波が来ると「痛ててててっ」と言っています。
陣痛の感覚は8-9分で昼より短くなったか?
時間は深夜1時ですが、躊躇なく産院に電話して、もう1度病院に行くことにしました。
やっぱり母子の健康と命が優先です。夜中だからなどと遠慮は入りません。
(って、先生も言っていました)
ちなみにこの場面でも陣痛タクシーは3分できました。すごい。。。
病院に送り届けると、「パパはお帰りください」と助産師さんに言われ、いったん帰宅することになりました。
ラストスパート(誕生3時間前)
前日の状況を踏まえ、念のために会社を休みにしたため、朝少し遅めに起床。
すると病院から連絡があり、「すぐ生まれるので、来てください」と電話駆けつけることに。
30分後に病院に着くと、全身汗まみれで痛みと闘っている妻の姿。
「大丈夫?」と聞けば「大丈夫じゃない!!」
「痛い?」と聞けば「痛いよ!!」
背中をさすると、払い退けられる・・・
黙って応援しましょう。
喜ばれるのは水をあげることと、団扇であおいであげること、タオルで額の汗を拭ってあげることくらいです。
(ちなみにスマホとかいじるとめちゃめちゃ怒られると、知り合いから聞いていましたが、そんなことすると大変なことになるであろう空気でしたw)
うちの場合、そんなこんなでお産が進みましたが、胎児の頭が見える状況になっても
なかなか産まれて来ず、会陰の切開が必要になりました。
(これはなかなか痛そうで見ることができませんでした・・・)
感動の瞬間(誕生+その後)
会陰が切り終わると、「はい、出てくるよー」と先生。
次の瞬間「どぅるん!!」と出てきました。
5秒ほどの静寂のあと、「おんぎゃーーーーーーーー」と元気な声が聞こえるとひと段落です。
病院によっては、ここでパパの初仕事を体験できます。
先生がおもむろに「はい、へその緒、これで切って」とハサミを渡してきました。
ママはママで、その後胎盤や子宮の中身が出てくるのを暫し待ちます。
また子宮の収縮用の注射を射ったりするなど、30-45分ほどはバタバタする感じかと。
(合間で助産師さんに家族写真を撮ってもらったりしていましたので、そのせいもあったかもしれません)
なかなか、夫/パパ目線からみると予定が読めないし、
「すぐ生まれる」と聞いてから3時間もかかっとるやん、と見えてしまうかもしれませんが、そうじゃないんです。
この感動に立ち会わせてもらえるチャンスと思って、そこは 妻と子供ファーストでいきましょう。
どんな体験をも超える感動、家族の絆の深さ、命の尊さを感じられると思います。